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執筆者の写真反田孝之

5月の那岐山登山

以前の写真を調べていたら、次男と2人で5月に行った、鳥取県と岡山県の県境にある那岐山(1255m)について、ここで触れていなかったことに気が付いた。これをたまに読む次男のためにも、せっかくなので書いておく。


どこでもいいからいい山に連れていけと次男にせがまれ、遠出感と手頃感のある山といってすぐに思いついたのが那岐山。私は30年近く前に1度登った切り出し、どんな山だったのか今一覚えていないということもあったし。登山天気というアプリでよくよく天気の良い日を選んで出かけた。


のはずなのに、天気が思いっきり外れた。この日の予報は天気晴朗なれども風強し。午後に向けて尻上がりに強くなるという。しかし風は朝っぱらからその通りに強いのだが、晴れ間すらないガスの中。稜線に出てからは風速7くらいの強風、そして山頂も。


(稜線に出たところにある避難小屋)




(山頂)


こんな天気でも、「ガスや強風も体験してみたかった」と次男はご満悦。長男の四国剣山(1955m)での経験を聞いていたからだろう。ちなみにその時の写真。


(2019年9月17日)



 那岐山では、この後ガスが晴れることを期待して笹藪の陰で風を凌いでおやつを食べながらしばらく待ってみたが、その気配なく、下山の途に就いた。


下山しながら、徐々に天気が良くなってきて、登山口に降りたときにはすっかりこの通り。


(中央が那岐山山頂)


なんてこった。ちなみにこの時、時刻はまだ11時半。もう少し遅く行動すれば良かったということだ。「やっぱり山頂からの景色が見たかった。もうガスの日の登山はいい。」とのこと。そりゃそうだろう。


子供らにはできればシビアな悪条件の中の山行も経験させてやりたい。しかしそういうのは仕方なく遭遇するものであって、わざわざ行くってのは勇気と別の価値観がいる。


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