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執筆者の写真反田孝之

この時期に遊べないこと

世間は連休。旅行や遊びには持ってこいの実に気持ちの良い時節である。しかし春と秋は繁忙期で、私にとってはすでに遊びとは縁のない宿命となってしまった。もう少し休日を取れる人生を、と数年前に常時雇用体制を目指したが、度重なる洪水でその路線は諦めた。だから今後もずっとこの状況が大きく改善することはない。


そう、宿命。だから私はこれでいいと思っている。


しかし根本的に10の状態を7や8にすることは諦めても、小手先で限りなく9に近づけることはできそうだ。だから工夫は続けていく。例えば昨年ちょっとだけあった余裕が今年はない。なぜないのか、来年は改善するのか、子供らの恨めしそうな様子を見るたびに、そう強く考えてやっている。


幸い原因も展望もはっきりしている。原因は新規圃場の管理が丸々増えたこと。数日前に「ここと向き合う人生」と書いたばかりだ。そしてもう一つ、収量低下の継続圃場を初心に帰ってテコ入れしていること。これについてはそのうち触れたい。


さっき懐かしくてつい昨年の写真を見ていた。長男とやっている都道府県最高地点巡り、長崎県の雲仙普賢岳、佐賀県の経ヶ岳へ登ったときのだ。


(普賢岳 1359m)


(霧が出たり消えたりの中、山頂が多くの人でにぎわう。)


1枚目の奥に映るのが、かつて火砕流で多くの犠牲者を出した平成新山(1483m)だ。もう30年余りも前になるのかと。こうやって間近でみれて感慨深かった。本当はこっちが最高地点だからぜひ登りたかったんだけど、立ち入り禁止区域で息子がいたから自粛した。1人なら見えないようにこっそり裏から登っていただろう。


(経ヶ岳 1075m)


早朝にテントを出て8時半に登頂。こちらは標高の割に奥山の雰囲気に満ちて最高だった。普賢岳と違ってほとんど人に会わなかったし。


(山頂からアプローチの道を望む。意外にも深山幽谷。)


昨年は行けたんだよね、こうやって。来年はまた行くぞ!


さて、仕事仕事。

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