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執筆者の写真反田孝之

こんな時にゴボウを掘るんだって。大丈夫なのか?

田んぼも大豆もえらい状況というのに、明日からゴボウを掘る。今期はゴボウの早期収穫を命題にしていたのだから、一応は順当な段取りだと言える。しかしな、例年なら超絶繁忙期が終ってから始めていた作業だ。おいおい、こんなにタイミング事を抱えているのに、そして体ボロボロ状態なのに、大丈夫なのかよ、という自分が当然いる。だが四の五の言ってはいられない。今年も多分、来る。洪水。


(豊作の予感。これを台無しにしてなるものか。)


寄るが熟睡できなくなって久しい。以前、夜の眠りが浅くなったのを指標にして休みを入れる、みたいな呑気なことを書いたが、5月の中旬ごろだったかな、その頃はまだ余裕があったんだね。今はとてもそんな暇ないんだよ。止まっていると眠くて仕方がないんだけど、動いていると覚醒したような感じ、興奮状態。当然体にいいわけない。これをしばらく続けると、あるときコロッといくんだろう。つまりは過労死。しかし自分の意思でやっているんだから、当然責任は誰にもないわけだ。


眠れなくなった夜中の布団の中で、来期以降の構想を考えている。具体的には大豆を5月中に蒔いて田植えをその後にすることを検討している。当然いろいろ課題がある。しかし肝心なことは「考えてから決める」のではなく、「決めてから考える」。だからもう決めた。


楽をするなら規模を減らして、という気に、ひねくれた私はやっぱりなれない。楽をするなら規模を増して、は無理でも、せめて現状維持で。過労死の手前だろうと何だろうと、まだそう冷静に思えるだけの余裕があるということだ。


ああそういえば、ゴボウは例年通り7月中旬からの販売になる。これまでのお客さんにはこちらから連絡をするのでお待ちいただきたい。早く掘るなら自分にだけは早く売ってくれとしつこい人が以前は結構いて、内緒で掘り進めていたものだ。まあ、そういう人は今はいないので、安心して書いている。

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