洪水のたびに草が増える、とちょっと前に書いた。今、大豆畑に、アサガオが静かに増えつつある。こんな感じでさりげなく。
作付け9.0haの中で、激発が0.1ha、多いのが0.1ha、時々姿を見るのが1.2ha。残りの7.6haは稀に姿を見る程度で今のところは収まっている。
そしてこのアサガオについては洪水とは関係がない。堤防に囲まれている畑から始まったから。それが大豆を収穫する際にコンバインによってあちこちにバラまかれて増えている。激発した畑は収拾がつかなくなって5日前に潰したところだ。
このアサガオは手に負えない。大豆の除草と土寄せでそれなりに抑えたとしても、その後にまだ生えてくる。そして種を付け、コンバインで大豆と一緒に刈られ、そしてコンバインのお尻や所々にある網の部分から他の畑にバラまかれてしまう。だからとコンバインで刈るときに気付いて除去しようにも、その場で実が弾けて種をばらまく始末。だから種を付けていない今のうちに取っておかなければならないのだ。
こういうのを「水際対策」という。コロナでこの期に及んでやっている実質の鎖国(世界で3か国だけらしい)は水際対策でも何でもない。ただの支持率対策、年寄受け対策。ああ恥ずかしい・・。
話を戻して、その水際対策は今年がはじめてで、そして明らかに遅かった。本当は2年前くらいにはやっておかねばならなかった。それで今日、山藤君と女房と3人でみっちり4時間。1.3haの圃場を隅々まで歩いて取ったところ。でもツルが縦横無尽に張り巡っていて難しく、取り切れてない根があるはず。後日、多かったところだけはまた見回るつもり。
アサガオは、転作田であれば時々水田にすることで大問題にはならないはず。しかし今日取ったところは畑。撲滅するまで毎年取り続ける必要がある。特に潰した激発畑で気になるんだが、アサガオの種は何年土の中で生き続けるのだろうか。1年ってことはないだろうから、来年も大豆は無理っぽい。今のうちの経営では、大豆が無理ならその年は遊ばせるしかないからそこが憂鬱。
数年前に放っておくという油断がこの状況を招いた。まあ、今さら学んだということにして、これから数年落とし前を自分でつけていくしかない。
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