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執筆者の写真反田孝之

とある施設でコロナ対策のウンザリ

お盆に鳥取県のとある施設に家族で立ち寄った。そこでのウンザリについて紹介。



まず入り口にいろいろ書いてある。「マスクの着用をお願いします。ただし各自の事情で判断でしてください。」的なやわらかい表現を発見。おお、話が分かるじゃないの。


女房以外の、私と子供3人がマスクをしていなかったので、受付でマスクの着用をお願いされる。いつものように「あ、いえ、しません。」と答えると、初めてのリアクションが。「あ、できないんですね、分かりました。」と言ったかと思うとすぐさま、そこに控える4~5名のスタッフ全員に「あの方はマスクができない方です。」と共有された。


マスクが「できない」と決めつけられるのは何か不思議な感じ。まあ信条でマスクが「できない」のは確かに当たっている。そしてなぜか子供3人も不問。


そして展示やアトラクションを見て回る。それなりに混雑している中、私ら4人以外にマスクをしていない人は皆無。そしてあちこちに設置された消毒液でみんなやたらと手を消毒している。こんな表示があちこちにあるせいもあるか。



私の自由は認められたんだから諦めて楽しめばいいものを、そうはいかずだんだん涙が出そうになってきた。なんでここまで間違った情報が定着するのか。手のひらにはウイルスの感染を防ぐ機能が備わっていて、消毒をすると逆に感染しやすくなるということは、高校の生物の教科書にもしれっと載るくらいに常識的なことだ。ちょっとネットで調べたってあちこちに実験結果とかいろいろと当たり前のように書いてある。


手を消毒した方がいいのは、目の前でバタバタ人が倒れているとかの緊急的な場合にだけ。じゃあなんで医者がそのことを指摘しないんだ、って思う人は自分で考えるしかないんだよ。すでにこの国では。


コロナなんかどうでもいいんだよ。問題は手をせっせと消毒する子供らは、きっと一生し続けるだろうし、生活のあらゆる場面で典型的な逆効果風に「きれい好き」になるだろうということ。ますます病気が増えて、ますますきれい好きになるというマッチポンプ。それを思って、涙が出そうになってきたわけ。


農業ネタとして、菌やウイルスをやっつけるために消毒をしていたらますますひどくなるんだと披露すれば、ほとんどの人が容易に納得してくれるんだけどね。それが自分に置き換えて考えられんのよな、ほとんどの人が。


昼飯食って帰ろう、と施設を出て隣の食堂に入ったら、元気よく「手を消毒してください!」だって。もちろんするふりだけで、しない。


そしてこの巨大なパーテーション。下に隙間もなく、相手の声がほぼ聞こえない。こんなの始めて。


刑務所で飯食うとこんな感じか? マスゴミさん、パーテーション、もう意味ないってアナウンスしようよ。社会がプチ混乱して儲かるよ。自分らのせいにされる前にそろそろ手のひら返そうよ。正義の味方面してうまいこと混乱させる方法は、すでに次の段階に入ってると思うけどな。


店内を眺めると、空いたテーブルはすぐさま消毒液を塗ったくっている。気持ち悪い。子供同伴でなきゃ、消毒させたり仕切りが取れないなら出る!と少しは相手にストレスをかけるために啖呵を切って出てやったんだけどな。こんな店や施設に金落としたのが悔しくてならん。

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