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執筆者の写真反田孝之

今田地区に今年も電気柵を張り始める

追われまくる超繁忙期は終わっても、まだ繁忙期、なかなか書く暇がない。


いろいろある中で、最近はまたもやイノシシ。少しおとなしかった被害が一気に増えてきた。観察する限りでは、道路の開口部から入ってきて、日々少しずつ戦線を拡大している。昨日の朝にはついに大豆畑に入ったので、急きょ電気柵を設置。


(わかりにくいが、若葉が食べられ、周囲が掘り返されている)


うちの圃場をすべてブロックするにはおよそ1500m張る必要がある。長さだけなら1日でできない規模ではないのだが、ここは諸条件が悪くはかどらない。とりあえず侵入箇所に近い450mほどを。しかし今朝はさらに遠征してきていたので、競うようにどんどん伸ばしていく必要があるかどうか。


ただこのたびは被害の予測が楽だ。それはイノシシが今のところ道路の開口部の1カ所のみからしか入ってきていないからだ。昨年まで入ってきていた複数箇所は私が自腹で補強したので、今のところその甲斐がある。


さっき諸条件が悪く電柵設置がはかどらないと書いた。このことに触れれば、電気柵というのは周回設置は楽なのだが、ここはそうでないのだ。電気柵設置の順番は、①草刈り、②柵線の仮敷き、③支柱の仮立て、④支柱の差し込みおよびガイシの位置決め、⑤柵線設置、だ。周回設置ならこのすべての工程でいちいち元の場所に戻ってくるわけだが、ここはそうでなく、作業をした距離を手ぶら歩いて帰ってこないとならないシーンが結構あるのだ。


他にはかどらない理由として、ゲートの箇所が多いということふ。100mおきの農道のたびに車1台分のスペースを食い込ませてゲートをつけなければならない。食い込ませる理由は、農道が幹線道路工事の迂回路になっていて交通量が多いため、ゲートを外すときに車を止めるスペースが必要だからだ。それでその分、今までとゲート間の柵線の長さが変わるので、いちいち予備の柵線を切って付け足さなければならないということもある。


(大型車の通行量も多い)


電気柵の設置をこれまでにどれだけやってきたことか。設置と撤去の早さはプロ級(笑)。


このたび暴れているイノシシは今のところ大人1頭と小さな子供数頭(頭数不明)。実は大人は明日にでも駆除する目星がついているので、当面は電気柵の張り増しは延期できるかと期待している。問題はその子供ら。しっかり覚えて、来年以降暴れてくれることだろう。

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