暑い日が続く上に、当地では先月25日以降、もう2週間以上、まったく雨が降らない。当然作物に支障が出てくる。
サラサラの砂化していて緑肥の播種が難しいことを前回触れた。砂地というのは自然栽培では厄介が多いものだが、栽培法を問わず日照りに弱いというのは大きな欠点である。砂気が特に強い渡地区の大豆はすでに広範囲で枯れ始めている。
一方で今田地区は渡地区より砂気がマシだし、今年はローテーションの流れで作土が極浅の圃場はない。それでいくらか期待をしていた。しかしさすがに砂気が強い箇所が萎れてきた。
(今田地区の萎れ始めてきた箇所。ここは入水できるので問題ない。)
でもこちらは渡地区と違って転作田なので水が入れられる。昨日からその圃場に水を入れているところ。
たとえ転作田でも水が細くなっていれば入水はできないし、しても50aの圃場に水が行き渡ることはない。その点、今田地区はどんなに渇水でも水が潤沢に使える(しかも水利費10a1000円という固定額のみで)という水利の有利さがある。だから当然水稲も水には困らない。欠陥だらけの今田圃場だが、この点は大変ありがたい。
緑肥は一昨日から蒔き始めた。でも1圃場やってみてどうにも不安で、一雨来るまでの延期を決めた。播種期限がそろそろ迫っているが仕方がない。何センチも下まで砂時計に入れてもいいくらいのサラサラの砂と化しているのだ。これでは発芽も怪しい。
まとまった雨は当分期待できそうにないから、せめて夕立が欲しい。このままでは渡地区の大豆1haは昨年の様に壊滅する。たぶんもう、そうなる。近年すっかり恒例になった。やはり渡地区は手放すのが賢明のようだ。
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