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執筆者の写真反田孝之

大豆後恒例の早期代掻き

今日は今年初めての代掻き。この早期代掻きは、大豆作から稲作に変える場合の恒例になった。


目的は2つ。まずは「湛水」。つまり水を溜めたいのだ。この時期に1~2か月くらい溜めておけば、大豆後でありがちなお米の食味低下が防げる。しかし代を掻かねば水は溜まらない。で仕方なく。


もう一つの目的。それは不陸直し。お昼に中断して今こんな感じ。まるで島に乗り上げたかのよう。


大豆の栽培を続けていると不陸が大きくなる。傾向としては水尻側が低くなり、反対が高くなる。この写真もそう。奥(水尻)側はすでにガブガブで水深5~10㎝。8年間大豆を続ければこんなもの。あ~あ、またこれ直すのかよ。


不陸を見るためにはいったん代を掻かないと高低が正確に分からんのよね。だから仕方なく代を掻く。


ちなみにこの写真はおそらく漏水のためもう3日も水が溜まらんので代掻きしながら水を溜めようととしているところ。漏水と縦浸透をごっちゃにしたらダメよ。


実際の流れとしては、代掻き → 暇なときに不陸直し → 湛水を続ける → 5月上旬にいったん落水して固める → 浅く耕うん → また代掻き → 田植え となる。草も少なく、食味も良く、収量もあって、近年はこれで固定している。  

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