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執筆者の写真反田孝之

大豆畑のアサガオ取り

イノシシ対策の必要がなければ、今頃あらゆる本線作業が終わって、かなり悠になっているだろう。今や本線は「緑肥播種」と「田津地区の遊休地の管理」。しかし本線でなくても急ぐことがあったりして、一向に進んでいない。


急ぐことの一つがこれ。


大豆畑のアサガオ取りだ。


(7月24日。下の子2人が少し手伝ってくれた。)



近年アサガオが全国的に猛威を振るっているらしく、当地も例に漏れない。こいつが大豆畑に生えると、種が大豆の中に混じって商品価値を落とす。そしてコンバインやくず大豆を経由してあちこちの圃場に蔓延する。一たび繁茂を許したら、それを駆逐する数年は作付けを諦める必要が出てくる。


写真の圃場は、甘く見ていたために3年前から一気に増え出し、ここ2年、大豆の作付けを諦めて、種の絶滅を計るべく管理をしたところ。減ったは減ったがまだ生えてくる。


こいつの厄介なところは、ツル性で大豆株のあちこちに絡まって生えているので、根元を見つけにくいこと。そしてようやく根元を見つけて抜いても安心できない。ツルの途中が地面に接して、そこから根を下ろしている場合があるから。


だからもう少し早いうちに取りに入れば楽にできるのだが、もう一つ厄介なのが、発芽期が長いこと。だから早期に取っても、また生えてくるので、結局また取りに入らねばならない。


この圃場は昨日で一巡した。だが絶対に取り切れていない。すでに種を付け始めているので、近々また入るのはもちろん、大豆収穫までは定期的に入らねばならない。


それにしても、堆肥もやらないのになぜアサガオが繁茂したのか。不思議でならない。


この圃場は渡地区にあり、わずか13a。問題は主力の今田地区にもチラホラ散見されることだ。地区をまたいで生える時は、大豆収穫時にトラックに放出する辺りに多い。他地区で刈り取られたアサガオの種が汎用コンバインの排出コンバイン下の網から漏れるのである。今田地区での繁殖は何としても防ぎたい。


ただし田畑輪かんできる場合は問題ない。今田地区で多くを田畑輪かん区にしたのには、アサガオを始めとする草の事情も大きい。

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