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執筆者の写真反田孝之

来年のゴボウがかなりまずい・・

来期のゴボウがまずいことになっている。まだまったく播種できていないのだ。そしてさらに、開始は早くて1週間後になる。なぜなら種が届かないからだ。


届かない事情に対しては、何も言わず黙って飲み込むつもり。ピンチはチャンスになり得る。前を向いて、いかにこの危機を乗り越えるのかを考えなければならない。


焦りは具体的になりつつある。10年に1度くらい、12月の早々に本格的な冬に入ってしまうことがある。こうなるとゴボウの作付けはできなくなるし、運よく隙間を衝いて種まきができたとしても、ゴボウが育ちが悪い。そして悪いことに、この12月は冬が早いというではないか。


作付けは全部で4日半で終わる。しかし言い換えれば畑面が乾いていて、夕方が無風、という条件の日が5日必要ということだ。穏やかな年なら行けそうだが、今年はかなり厳しそう。だから11月中に終わらせるつもりで毎年やっている。


簡単に言うと1日分の作付けで売り上げ100万円だ。だから4日半が全部はできなかったとしても、なんとか1日でも多く作付けをしたい。ゴボウを楽しみにしている人を裏切るということもあるが、もうそれどころではない、経営の危機である。


冬までに間に合いそうにない場合、間に合わなかった場合、いろんな場合を想定しておかなければならない。何かチャンスを見つけるあがきも必要。胃が痛くてならない。


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