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執筆者の写真反田孝之

来期の稲作が始まった

うちの田んぼでは、稲作は前年の秋から始まっている。厳密に言うと水管理も関係するので夏からとも言えるかもしれない。この時期はモアによる稲わらの粉砕。春までに稲わらの腐熟を進める目的。出来る限り田んぼが乾いたときにやりたいので、明日からの雨を前に昨日から開始。


トラクターダンプによる不陸直しもセットでやっている。苦節4年、ひどい不陸がようやくなくなったので、代掻き時の土引きは今後はやらない。うちの湿田環境では、あれは明らかに草を増やす原因にもなっていた。


そして耕うんへの流れ。これは次の機会(できるだけ乾く)に。


この一連の秋管理の是非についてはこれまで紆余曲折と試行錯誤をしこたま繰り返した。近年は秋管理は死守の立場。というか、秋にいくらか時間が取れるようになった、と言った方がいいかもしれない。


それにしても、もう今さらだけど、今の経営規模では作業のタイミングを取るのが難しい。田んぼだって一枚一枚条件が違うのだから。だからうちではいつもベストではなくベター狙い。いくらかはベストを狙いにいって、崩れてベターにする感覚。タイミングさえ合わせられれば、何事もそう難しくないところまで来てるんだけどね、うちは。経営課題の個別性の問題。悔しいけど仕方がない。

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