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執筆者の写真反田孝之

次男を裏山へ

次男にせがまれて、トップページの景色が望める裏山へ登った。藪に閉ざされてもう無理だと半ばあ諦めていたところ、伐開の後に続きがあって、再び藪が刈り倒されたおかげで実現できた。


メンバーは私と長男と次男の3人。次男にとってはここは初めてである。このたびはいつもの尾根ルートではなく作業で作られた道をたどることに。


よくまあ、崖のようなところにこれだけの道をつけたものだ。山師は凄い!


途中からはいつもの尾根道に合流。


しかしこの頃から次男にとって歩きにくい状況になり、次男の元気がなくなっていく。そしてもう少しで天辺というときに、「もう降りたい。」


え、マジ?もうちょっとで田津の畑もみんな見えるよ!と翻意を促すものの、自分はこんな上まで来たかったんじゃない、途中まででよかったのだと言い張る。じゃあ仕方がない。


下り道は悩んだ挙句、尾根道をたどることにした。しかしこれが完全に裏目。慣れていない次男にとっては歩きにくくてたまらないらしく、予想外の時間がかかる。


ともるすと士気が下がる次男を励ましつつ進む。こんな写真もこの頃はまだご愛嬌。


しかし最後の最後、大きく滑って足をぶつけると、「お母さん抱っこして~」とついに泣き出し、一歩も進まなくなってしまった。最後には膝が悪いにも関わらず頑張っておんぶをして、なんとか降り切ることができた。


「山にはもう行かない!」と言い張った次男に、夜もう一度聞く。今度はちゃんと道がある山に行こう、と。すると「いいよ。」 おお。何がって、これ以上の安堵はない。

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