次から次に難題。一つ凌げば次が来る。ずいぶん前から、うちがやっている農業経営とはこんなもの、と諦めている。
いやいや、会社経営というものがそもそもそういうものだ、と言われそう。でも私が思うに、生き物相手で天候に左右されるんだから、うちのような農業経営は絶対それがひどいと思うね。あちこちでぎゃんぎゃん赤ん坊が泣いているイメージ。「百姓は毎年が1年生」という言葉。ほんと、何年やっても同じようにいかんよ。
やっぱりこう言う農業は、「変わり者」でないとできんね。あ、あと、したたかにずるい人。俺はずるくはないよ、ただの変わり者。普通の人でもずるければできるということ。
農業経営とは何か、と聞かれれば、「次々と起こる予測不能な出来事に対処し、上手く現実社会に落とし込むこと」とかなんとか言っておくか。だから数日前に書いた。私はこんなところに全精力をつぎ込んでいる。ただしこれは、うちのように自然栽培を追いかけている経営に限る。便利な農薬や、場合によっては養分供給をしていれば、やりようによってほとんど当てはまらないんじゃないか。
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